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下肢静脈瘤ブログ

下肢静脈瘤を自分で治すには? その7 靴下について

前回は運動と下肢静脈瘤のお話を致しました。「青竹踏み」と「階段の上り」が静脈の流れ(足の血流)を改善し、むくみの解消に繋がって行きます。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

7.自分で治す=靴下

についてお話しします。

下肢静脈瘤の症状のうち、足の「むくみ」、「重い」、「だるい」をなおすのに靴下が有効なのですが、締め付けちゃって大丈夫なのか?という質問が必ずあります。一言で申し上げると、靴下では締め付けがキツくないので、問題ありません。

締め付けるほうがいいのは何故でしょう?血流が悪いのに締め付けちゃうと余計に血の流れが悪くなっちゃうんじゃないかと言われることがよくあります。

もちろん、血を心臓に戻す静脈を潰してしまうくらいの締め付けは問題がありますが(ゴムで足を縛ったりした場合)、靴下にそこまでの力はありません。靴下はふくらはぎまで覆うことでポンプの役割を担います。

ふくらはぎは第2の心臓でポンプの役割を担っているとよく言われていますが、そのポンプをさらに強くするのが靴下になります。

つまり、ふくらはぎが内側のポンプ、靴下が外側のポンプになり、その間にサンドイッチのように挟まれている静脈は両方のポンプにより、スムーズに心臓へと戻っていくことができるようになります。

ふくらはぎが動きやすくなるような靴下を履くのがいいのですが、

ではどんな靴下を履くのがいいのか?

それには、5本指の靴下が一番です。

何故でしょうか?

足の指が自由に動くからです。

そして、足同士がくっつかないからです。

足の指はふくらはぎの筋肉と繋がっていて、指を自由に動かせる5本指ソックスは筋肉を自由に動かすことができるようになるので、結果的にポンプ作用が強くなります。そのため、足の「むくみ」、「重い」、「だるい」をなおすのに有効なのです。

次に足同士がくっつかないということは、外反母趾の予防にもなるため、足の蹴り返しが強くなります。

この足の蹴り返しが実はとても大事で、外反母趾になってくると蹴り返せる力が落ちてしまうのです。

蹴り返せる力が何故落ちてしまうのかというと、筋肉の伸び縮みが外反母趾によって減ってしまうからです。

大きく伸ばせて、大きく縮ませる。

これが筋肉を鍛える上で最も重要になります。ポンプのレバーを一番上まで持ち上げて一番下まで全部押し切るイメージでしょうか。

その役割が5本指ソックスによって可能になります。

 

次に、丈の長さについてです。

ハイソックスが一番ですが、この季節は難しいですね。ハイソックスのいいところはふくらはぎをすっぽりと覆うことができるということです。しかし、膝裏近くまであげてしまうと、そこで首を絞めるような感じになってしまって食い込むことがよくあります。

これは靴下の上の方ばかりをグイグイと引っ張り上げていることが原因なんです。ふくらはぎの下の方から少しずつつまみながら上に上に少しずつ履いていくことが大事です。

 

これらは普段の外来で患者さんにお話ししていることをまとめています。

まずは自分が下肢静脈瘤なのかどうかを知ることから初めてみませんか?

 

静岡静脈瘤クリニックでは無料検査を行なっています。

超音波で痛みなく、簡単に自分の足の状態を見ることができます。時間は10分程度ですぐに終わります。心配事や悩みをお聞きしながら、超音波検査をし、一緒に画面を見てどのようになっているのかお話をしています。そして、どのような治療法があるのか、どれが適しているのかを簡単に説明しています。

保険診療による診察よりも、気軽で簡単です。

「症状は少しあるけど、血管ボコボコしている写真を見てると自分はそこまでじゃないし、行っていいのかな?」

と思う方が対象です。

 

次回は

7月31日の土曜日、午前中に開催です。

もちろん平日も実施していますので、ネットでのご予約かお電話でお問い合わせください。

前回の無料検査で患者さんもおっしゃっていましたが、

「たいして足の血管が出てるわけじゃないけど、ちょっと気になるだけだから行くのをためらってました。今日は勇気を出して来ました。」

と仰っていました。

そのような方に来て頂けたら嬉しいなと思い、無料検査を実施しています。

どうぞ怖がらずに、気軽にいらして下さい。

下肢静脈瘤を自分で治すには? その6 運動について

前回はマッサージ機と下肢静脈瘤のお話を致しました。心地の良い振動がリンパ液の流れを改善し、むくみの解消に繋がって行きます。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

6.自分で治す=運動

についてお話しします。

下肢静脈瘤を運動でなおすとはどういうことなのか?
下肢静脈瘤の症状にどんなものがあるのかを知ることから始まります。

運動で改善が見込める症状としては、「むくみ」、「重い」、「だるい」の3つです。
血管がボコボコと糸ミミズのように浮いていないタイプの静脈瘤です。表面からは僅かに血管が浮いている程度になりますので、気がつかないことも多いのです。

実際に超音波検査をしてみないと分からないことも多い(むしろ見た目はあまり当てにならないことがよくあります)ため、超音波検査をしながらお悩みを聞いています。

さて、ではどんな運動がいいのでしょう?

外に出るのもおっくうだし、梅雨で気分も塞ぎ込んでしまう…。

家の中でもできるものがあります。

それは「カカトの上げ下げ」です。

一番有名なのは「貧乏ゆすり」です。しかし、貧乏ゆすりでは十分ではありません。

貧乏ゆすりで1番の問題点は座っている姿勢だということです。立ったままでは貧乏ゆすりをすることはできません。

逆に貧乏ゆすりをしてしまうときは、足が立って歩いて欲しいと欲しているサインだと思っていただければと思います。

カカトの上げ下げをするときには、必ず立ってください。

これは全体重を足にかけて、ふくらはぎの筋肉を動かすためです。体重がかかっていない座った姿勢では筋肉は柔らかいままですが、筋肉が動いている立っている姿勢では硬くなります。

ふくらはぎの筋肉をいかに動かすか、そして増やすか。それが一番大事です。

このときにふくらはぎの筋肉が最大限伸び縮みできるようになるのが、「青竹踏み」と「階段の上り」です。

青竹踏みを土踏まずで行うと、ふくらはぎの筋肉は伸びることが十分にできません。しかし、足の指の付け根あたりで乗ると十分にふくらはぎの筋肉を伸ばすことができます。アキレス腱が伸びるイメージです。

階段についても同じです。できるだけ足の指の付け根で着地するように階段を登ってみてください。
今までとふくらはぎの張った感じが違うことがすぐにわかると思います。

まずは3分間。ゆっくりでいいので、午前中にやってみてください。
その日の「むくみ」、「重い」、「だるい」が変わってきます。

 

そして、さらに効果的にするためにはどうするかを次回お話しいたします。

 

これらは普段の外来で患者さんにお話ししていることをまとめています。

まずは自分が下肢静脈瘤なのかどうかを知ることから初めてみませんか?

静岡静脈瘤クリニックでは無料検査を行なっています。

6月26日の土曜日はあと数席しか枠がありませんが、7月31日の土曜日も開催予定です。

もちろん平日も実施していますので、ネットでのご予約かお電話でお問い合わせください。

今日の患者さんもおっしゃっていましたが、「たいして、足の血管が出てるわけじゃないから行くのをためらってました。今日は意を決してきました」とポロッとこぼされます。そのような方はとても多いため、無料検査を実施しています。

どうぞ怖がらずに、気軽にいらして頂けると幸いです。

足血管 糸ミミズ→それ、下肢静脈瘤かもしれません

下肢静脈瘤の症状について、皆さんがどのような表現をされるのかをまとめてみました。

「足の血管が糸ミミズみたいになって浮いてきた」

「足が腫れて、痛みや赤みがある」

「むくみが左側だけ出ることがある」

「すね(脛)がかゆ(痒)い」

と言った表現をされることが多い傾向にあります。

下肢静脈瘤という病名を最初からご存知の方は少ないのですが、
これらの症状を入力すると、下肢静脈瘤と表示されます。

そして、何とかして自分で治す方法はないのだろうか?と情報を検索されます。

なかなか治らないため、下肢静脈瘤を自分で治す方法には限界があるのでは?
と感じられることが多い傾向にありました。

外来の診察の際に、いつもお話をしながら静脈瘤という言葉を知ったきっかけについて
お聞きしています。どのくらい前から、どのような症状があったのかはもちろんですが、
その方がどのようなことで長年悩み、どうして診察をしてもらうまでに時間がかかってしまったのかを
知ることができるようになり、より共感することができるようになりました。

下肢静脈瘤という血管の病気は、血栓を作ったり、コロナワクチンの副作用が不安だったりで、
何だか怖い印象を持たれることが最近増えてきましたが、死ぬことはない病気ですので、安心して下さい。

血栓は下肢静脈瘤によって生じることはありますが、血栓ができたからといって全て重症なのかというとそんなことはありません。できる場所や大きさなどによって異なります。もちろんどのくらいの症状が出ているかも重要な指標になります。

もし、足の血栓が心配だという場合は超音波検査で診察することができます。
悩んでいるといつまでも、頭の片隅に不安が居座ってしまうため、心の健康を害してしまいます。

今は少しでも、心にかかる負担や負の情報を減らすことが先決です。心の健康を害すると、身体に必ずサインが出ます。

特にふくらはぎは身体の中で一番血流が悪くなりやすい場所であるため、一番弱い部分でもあると言えるかもしれません。つまり、今までの蓄積がふくらはぎに出やすいとも言えます。

毎日ふくらはぎに触れて診察をしていると、その方がどのような仕事をしていて、どんな食事をとり、タバコを吸っているかがわかるようになってきます。不思議に思われることも多いのですが、足に書いてあるように感じます。

ふと、足の悩み相談だと思っていたら、心のお悩み相談に変わってしまうこともよくあります。

自分の専門が何だかもはや、関係なくなっていきます。

足を診察してはいますが、足を通じてその人を診ている不思議な感覚になります。

おしゃべりは少ない方がいいのかもしれませんが、それでは患者さんも僕も面白くないので、笑顔のある外来を心がけています。初めてのクリニックや病院は皆さん緊張されますので。

「病院に来て、こんなに笑ったことはありません」

と言われると、ああ、よかったなあ…と心がポカポカと暖かくなります。

そんな外来ですが、もしよろしければいらして下さい。

お待ちしています。
静岡静脈瘤クリニック

佐野 成一