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下肢静脈瘤ブログ

下肢静脈瘤を自分で治すには? その8 ストッキングについて

前回は静脈瘤をなおす靴下の選び方のお話を致しました。ふくらはぎが動きやすくなるような靴下をぜひ選んでみてください。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

8.自分で治す=ストッキングについてお話しします。

ストッキングというと薄くてすぐに破けてしまうようなものをイメージするかもしれません。しかし、静脈瘤の場合はそのようなストッキングではなく、「弾性ストッキング」という「圧迫できる靴下」と言われるものになります。

圧迫すると血流がよけいに悪くなってしまうんじゃないか?と思う方も多いのですが、そうではありません。弾性ストッキングは「外側の筋肉」ともいうべきものなので、内側の筋肉と外側の筋肉でサンドイッチのように挟み込むことにより、血液をポンプで送り出すことが可能になります。足先に溜まった血液は、足が重い、だるい、階段登るとすぐに疲れてしまう、むくみやすい、足がつる、こむら返りが痛い、足がジンジンするといった症状を引き起こします。それらの症状を改善するためにも、足の圧迫は必要になります。

「寝ている時にストッキングを履いてるんですが、よくならないんです」というのは中の筋肉に体重がかかっていないためふにゃふにゃしているため、いくら外側の筋肉であるストッキングでポンプしてものれんに腕押しとなり、血液はスムーズに上に上がっていくことができません。

立っている時や、歩いている時、走っている時、座っている時などの体重が足にかかり、筋肉がパンと張っている状態が大事です。

マッサージしたり、飲み薬や貼り薬でなおったりしないかしら?とよく言われますが、残念ながらありません。

筋肉は自分で動かすことでしか、維持することができません。

電気で筋肉をピコピコと動かす商品もありますが、最低限の筋力保持のみになり、血液を十分心臓に送り返せるような筋肉にはなりません。

弾性ストッキングの仕組みについて簡単にお話しします。

ストッキングに圧力が表示されていると思いますが、先端から徐々に圧力はふくらはぎにかけて弱くなっていきます。段階的に圧力が変わっていくのです。これを圧勾配と言いますが、水の流れのように途中で圧が高いところができてしまうと、首が締まったような状態となり、足首や足の甲にむくみが発生することがよくあります。例えば、膝のサポーターを弾性ストッキングの上から着用している場合などです。

市販されているメディキュットに代表されるストッキングは、その上限の圧力が決められています。安全な範囲での圧力になっているので、どなたでも安全に着用することが可能になります。一方クリニックで処方されている医療用の弾性ストッキングは、薬の処方と同じで心臓や肺に水が溜まっていないかなどの基礎疾患の有無によって使い分けられます。例えば、心不全があって足が浮腫んでいる方にはストッキングの処方ができません。それはただでさえ弱っている心臓に足の血液を流し込むことになるので、肺や心臓に負荷がかかり、呼吸がしづらくなり、すぐに疲れて歩けなくなってしまいます。

そのため、市販のものは安全な範囲での圧迫が可能ですが、どんなに圧の強いものを購入したとしても十分な圧力がかけられないことにもつながります。「色々試してみたんですが、どれも圧が弱くって」とおっしゃる方が多いのはまさにその通りです。圧の上限が決まっているからです。

医療用の弾性ストッキングにはリンパ浮腫用のストッキングといった2〜3倍の圧のかかるものを使用していますが、静脈瘤の患者さんにはそこまでの強い圧は必要ありませんので、市販のものの1.5倍ほどの圧で十分です。どの圧が自分にちょうどいいのかわかる方法があります。それは、「履いて、立った時にスーッと気持ちがいい」かどうかです。

痛くなってしまうとか、ジンジンしてしまう状態では圧力が強すぎる可能性があります。無理に医療用の弾性ストッキングを使わなくてもいいかもしれませんね。

どうぞご自身に合ったストッキングを見つけてください。必ずしも医療用が一番いいわけではありません。その方にあった圧力であることで下肢静脈瘤を自分でなおすことができます。

自分の足がどういう状態なのか知りたい方は、無料で静脈瘤チェックをしてみてはいかがでしょうか?「足の血管はそんなに浮いてるわけじゃないけど、ちょっと気になるし、どこに行っていいかわからない」方のための無料チェックです。超音波で静脈瘤があるのかどうか、血流がどうか、血栓があるのかを簡単ではありますが一緒にみていきます。

どうぞお気軽にいらしてください。お待ちしております。平日難しい場合は10月23日の土曜日午前中に無料静脈瘤チェックを開催しますのでご利用ください。

静岡静脈瘤クリニック

院長 佐野 成一

下肢静脈瘤を自分で治すには? その7 靴下について

前回は運動と下肢静脈瘤のお話を致しました。「青竹踏み」と「階段の上り」が静脈の流れ(足の血流)を改善し、むくみの解消に繋がって行きます。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

7.自分で治す=靴下

についてお話しします。

下肢静脈瘤の症状のうち、足の「むくみ」、「重い」、「だるい」をなおすのに靴下が有効なのですが、締め付けちゃって大丈夫なのか?という質問が必ずあります。一言で申し上げると、靴下では締め付けがキツくないので、問題ありません。

締め付けるほうがいいのは何故でしょう?血流が悪いのに締め付けちゃうと余計に血の流れが悪くなっちゃうんじゃないかと言われることがよくあります。

もちろん、血を心臓に戻す静脈を潰してしまうくらいの締め付けは問題がありますが(ゴムで足を縛ったりした場合)、靴下にそこまでの力はありません。靴下はふくらはぎまで覆うことでポンプの役割を担います。

ふくらはぎは第2の心臓でポンプの役割を担っているとよく言われていますが、そのポンプをさらに強くするのが靴下になります。

つまり、ふくらはぎが内側のポンプ、靴下が外側のポンプになり、その間にサンドイッチのように挟まれている静脈は両方のポンプにより、スムーズに心臓へと戻っていくことができるようになります。

ふくらはぎが動きやすくなるような靴下を履くのがいいのですが、

ではどんな靴下を履くのがいいのか?

それには、5本指の靴下が一番です。

何故でしょうか?

足の指が自由に動くからです。

そして、足同士がくっつかないからです。

足の指はふくらはぎの筋肉と繋がっていて、指を自由に動かせる5本指ソックスは筋肉を自由に動かすことができるようになるので、結果的にポンプ作用が強くなります。そのため、足の「むくみ」、「重い」、「だるい」をなおすのに有効なのです。

次に足同士がくっつかないということは、外反母趾の予防にもなるため、足の蹴り返しが強くなります。

この足の蹴り返しが実はとても大事で、外反母趾になってくると蹴り返せる力が落ちてしまうのです。

蹴り返せる力が何故落ちてしまうのかというと、筋肉の伸び縮みが外反母趾によって減ってしまうからです。

大きく伸ばせて、大きく縮ませる。

これが筋肉を鍛える上で最も重要になります。ポンプのレバーを一番上まで持ち上げて一番下まで全部押し切るイメージでしょうか。

その役割が5本指ソックスによって可能になります。

 

次に、丈の長さについてです。

ハイソックスが一番ですが、この季節は難しいですね。ハイソックスのいいところはふくらはぎをすっぽりと覆うことができるということです。しかし、膝裏近くまであげてしまうと、そこで首を絞めるような感じになってしまって食い込むことがよくあります。

これは靴下の上の方ばかりをグイグイと引っ張り上げていることが原因なんです。ふくらはぎの下の方から少しずつつまみながら上に上に少しずつ履いていくことが大事です。

 

これらは普段の外来で患者さんにお話ししていることをまとめています。

まずは自分が下肢静脈瘤なのかどうかを知ることから初めてみませんか?

 

静岡静脈瘤クリニックでは無料検査を行なっています。

超音波で痛みなく、簡単に自分の足の状態を見ることができます。時間は10分程度ですぐに終わります。心配事や悩みをお聞きしながら、超音波検査をし、一緒に画面を見てどのようになっているのかお話をしています。そして、どのような治療法があるのか、どれが適しているのかを簡単に説明しています。

保険診療による診察よりも、気軽で簡単です。

「症状は少しあるけど、血管ボコボコしている写真を見てると自分はそこまでじゃないし、行っていいのかな?」

と思う方が対象です。

 

次回は

7月31日の土曜日、午前中に開催です。

もちろん平日も実施していますので、ネットでのご予約かお電話でお問い合わせください。

前回の無料検査で患者さんもおっしゃっていましたが、

「たいして足の血管が出てるわけじゃないけど、ちょっと気になるだけだから行くのをためらってました。今日は勇気を出して来ました。」

と仰っていました。

そのような方に来て頂けたら嬉しいなと思い、無料検査を実施しています。

どうぞ怖がらずに、気軽にいらして下さい。

下肢静脈瘤を自分で治すには? その6 運動について

前回はマッサージ機と下肢静脈瘤のお話を致しました。心地の良い振動がリンパ液の流れを改善し、むくみの解消に繋がって行きます。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

6.自分で治す=運動

についてお話しします。

下肢静脈瘤を運動でなおすとはどういうことなのか?
下肢静脈瘤の症状にどんなものがあるのかを知ることから始まります。

運動で改善が見込める症状としては、「むくみ」、「重い」、「だるい」の3つです。
血管がボコボコと糸ミミズのように浮いていないタイプの静脈瘤です。表面からは僅かに血管が浮いている程度になりますので、気がつかないことも多いのです。

実際に超音波検査をしてみないと分からないことも多い(むしろ見た目はあまり当てにならないことがよくあります)ため、超音波検査をしながらお悩みを聞いています。

さて、ではどんな運動がいいのでしょう?

外に出るのもおっくうだし、梅雨で気分も塞ぎ込んでしまう…。

家の中でもできるものがあります。

それは「カカトの上げ下げ」です。

一番有名なのは「貧乏ゆすり」です。しかし、貧乏ゆすりでは十分ではありません。

貧乏ゆすりで1番の問題点は座っている姿勢だということです。立ったままでは貧乏ゆすりをすることはできません。

逆に貧乏ゆすりをしてしまうときは、足が立って歩いて欲しいと欲しているサインだと思っていただければと思います。

カカトの上げ下げをするときには、必ず立ってください。

これは全体重を足にかけて、ふくらはぎの筋肉を動かすためです。体重がかかっていない座った姿勢では筋肉は柔らかいままですが、筋肉が動いている立っている姿勢では硬くなります。

ふくらはぎの筋肉をいかに動かすか、そして増やすか。それが一番大事です。

このときにふくらはぎの筋肉が最大限伸び縮みできるようになるのが、「青竹踏み」と「階段の上り」です。

青竹踏みを土踏まずで行うと、ふくらはぎの筋肉は伸びることが十分にできません。しかし、足の指の付け根あたりで乗ると十分にふくらはぎの筋肉を伸ばすことができます。アキレス腱が伸びるイメージです。

階段についても同じです。できるだけ足の指の付け根で着地するように階段を登ってみてください。
今までとふくらはぎの張った感じが違うことがすぐにわかると思います。

まずは3分間。ゆっくりでいいので、午前中にやってみてください。
その日の「むくみ」、「重い」、「だるい」が変わってきます。

 

そして、さらに効果的にするためにはどうするかを次回お話しいたします。

 

これらは普段の外来で患者さんにお話ししていることをまとめています。

まずは自分が下肢静脈瘤なのかどうかを知ることから初めてみませんか?

静岡静脈瘤クリニックでは無料検査を行なっています。

6月26日の土曜日はあと数席しか枠がありませんが、7月31日の土曜日も開催予定です。

もちろん平日も実施していますので、ネットでのご予約かお電話でお問い合わせください。

今日の患者さんもおっしゃっていましたが、「たいして、足の血管が出てるわけじゃないから行くのをためらってました。今日は意を決してきました」とポロッとこぼされます。そのような方はとても多いため、無料検査を実施しています。

どうぞ怖がらずに、気軽にいらして頂けると幸いです。