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目次
アカが皮フの内側に溜まってしまい、皮フの下で袋状に大きくなることによって発症します。ケガが原因になることがあります。
初期症状として「しこり」を触れる
初期症状では、皮フの下にしこりが見られます。皮フの上には症状が現れないことが多いため、自覚症状がないこともよくあります。
しこりの中心に黒い点(毛穴のつまったような)が見られます。
初めは粉瘤の袋はとても小さいのですが、アカやアブラは袋の外には出られないため、どんどん溜まっていきます。
それに伴って、粉瘤も少しずつ大きくなっていきます。
粉瘤には毛穴のような小さな穴がしこりの上に開いています。
そこに細菌が入り込むと感染し、炎症を起こします。
この状態を「炎症性粉瘤」と呼び、多くの場合は痛みや熟感、腫れ、赤みなどの症状が伴います。
痛み止めや塗り薬で抑えられない場合は、中身を出すため緊急で処置する必要があります。
院長も学生時代に経験しましたが、同級生に処置してもらったのが痛かったのをよく覚えていますので、そうならないうちに摘出してしまった方が安心です。
残念ながら、予防法は存在しません。
粉瘤は再発することが多い厄介な病気
一度感染がおさまると、辛かったことを忘れてしまうことが多いようです。そして手術を普通に毎日おこなっている施設でない限り積極的に手術の話をしません。手術は面倒くさいし、臭いし、合併症を起こしたら大変だと思い込んでいるからです。実際に下記のような場合が多いのです。
粉瘤の根治治療は、粉瘤の袋を完全に外科的切除することです。根治治療をしていない場合とした場合にどうなるかを次から説明していきます。
粉瘤の根治治療をしていない場合は、そもそも袋が残っています。
そのため、袋の内にあるアカやアブラなどが溜まって大きくなったり、感染した場合は赤く腫れ上がり痛みを伴ったり膿が出たりすることを繰り返す可能性があります。
粉瘤の根治治療をしても、残念ながら袋が残ることはあります。
特に、感染をおこした状態である炎症性粉瘤となってから根治治療をすると、そのリスクは高まります。 感染の程度にもよりますが、感染して化膿すると袋がもろくなって破れてしまったり、溶けてしまったりすることがあるからです。 その場合、散らばった袋は完全に摘出することが困難になってしまいます。
これが最初の理由です。
散らばった袋を確実に切除するためには、大きく切開して摘出術を行えば、再発のリスクを減らすことはできます。しかし、大きな傷痕が残ってしまうことが美容的に望ましいとは思えません。
炎症後粉瘤でも、特殊な機械を用いた「くり抜き法」による再発率が技術の進歩で低くなってきており、粉瘤手術を熱心に行なっているクリニックに相談することが望ましいでしょう。
最初はイヤですよね。本人が勘違いをしてしまう場合もよくあります。
術後に、傷あとがなおってくる時期の中でしこりのように硬くなることがあり、これがよく再発と間違われますが、これは再発ではありません。
どうしても心配であれば、主治医に相談しましょう。超音波検査でも確認することができます。
手術をした部分からじわじわと出血が起こって、血のかたまりを作るというトラブルです。
これは手術部位を無理に動かすなどの刺激によってできやすくなります。どこまで動かして良いかは、手術部位や粉瘤の大きさ、深さで大きく変わります。
手術後患部をどの程度動かしてよいかをあらかじめ医師に尋ね、安静が必要な時期を確認しておきましょう。
痛みや、腫れたり、膿が出てきたりする場合は再発を疑った方が良いでしょう。再発した場合は周辺の組織と癒着してしまうと摘出が難しくなることもあります。
粉瘤が再発した場合は速やかに医療機関に相談してください。
粉瘤の手術は皮膚を切開し、粉瘤を取り除いてから縫い合わせるという方法が一般的です。
くりぬき法という方法も症例に合わせて行います。
特殊なパンチのような器具を使って粉瘤に小さな穴をあけ、そこから内容物を絞り出した後に、しぼんだ粉瘤の袋を抜き取る方法です。
このくりぬき方法で手術を行うと、手術後にもほとんど傷は目立ちません。
手術を受けるにあたり、「傷あとを残したくない」「できるだけキレイになおしたい」と思うのは当然のことです。 静岡静脈瘤クリニックでは、症状に応じてくりぬき法による治療を提案しています。
くりぬき法の特徴としては、「傷あとが小さく、目立たなくてすむ」、「手術時間が非常に短い」などが挙げられます。
<手術にあたって>
まず、症状が粉瘤なのかどうか判断する必要がありますので、診察を受けてください。
初診では実際に患部を診察し、超音波検査で画像を一緒に見ながら、最善の治療方法を判断し、説明いたします。その後、術前の採血、手術のオリエンテーションなどを行います。
小さい場合は5分程度で手術が終わることもあります。
診察後に手術の予約をお取りいただき、改めて予約日に手術を行います。 大きい粉瘤であっても、手術は長くて30分程度で終了します。
手術は注射で局所麻酔を入れてから行うため、痛みのほとんどない治療が可能です。
ただ、局所麻酔を注入する際に少し痛みを伴います。静岡静脈瘤クリニックでは、麻酔の痛みを抑えるため美容外科で用いられている極細の針を用いるなどの工夫をしています。
➀術前
②マーキング
③摘出直後
④縫合し終了
くり抜き方法でなく従来の方法で手術を行う方が良いと思われる場合には、そちらを優先いたします。
手術前に話し合った上で、最善な方法で手術に望んでいます。粉瘤の手術日は診察後に予約をお取りいただき、改めて手術を行います。
粉瘤のくりぬき手術の後は、通常であれば抜糸の必要はありません。 心配なことや不安なことがあった場合はいつでも対応いたしますので、ご安心ください。
出血の可能性があるため、手術当日・翌日の飲酒と運動は控えてください。それ以降は普段通りでかまいません。関節部分を治療した際には、もう少し安静を必要とします。
お風呂に関しては、手術当日は出血のリスクがあるため、入浴は控えていただきます。 翌日以降はシャワー浴が可能ですが、お風呂・プールは約1週間はシャワーのみでお願いいたします。
初診以外のご予約・ご相談は、
お電話でのみ承っています。
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▶ お知らせ
※完全予約制
※ご来院の際は健康保険証・マイナンバーカード・お薬手帳をご持参下さい。
※駐車場はございません。お近くのパーキングエリアをご利用いただくか、公共交通機関をご利用ください。(提携駐車場はありません)
※患者様へのご案内(保険医療機関における書面掲示)
・明細書について
当院は療担規則に則り明細書については無償で交付いたします。
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後発医薬品があるお薬については、患者様へご説明の上、商品名ではなく一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
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当院は質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋のデータ等から取得する情報を活用して診療をおこなっています。