
血管がボコボコ浮いているだけが静脈瘤ではありません。
くるぶしに赤い血管がチラチラと浮いている方も多いと思います。
風呂上りに見ると、足の色がすごく悪い。
足が重い、だるい、疲れやすい、パンパンになる。
しかし、この状態では「どこに行っていいかわからない」状態です。
静脈瘤が原因だと分かればいいのかもしれませんが、相談したとしても
そうするとほとんどは、「年だからしょうがない」
と、寂しい返事が返ってきて、納得せざるをえない…。
これがよくある流れかと思います。
この静脈瘤はクモの巣状・網目状静脈瘤といいます。静脈瘤の中でも軽症になります。
見た目が良くないのはもちろんですが、足が重だるい、むくみ、かゆい、こむら返り、足がつるなどの症状を引き起こすことも多いのです。
静脈瘤を専門にしていて、この治療も積極的に行っている病院やクリニックであれば特に治療は難しくはありません。
この静脈瘤は注射の治療で治すことができます。
硬化療法という治療法になり、保険が適応、日帰り治療ですぐに帰宅できます。
硬化剤を注射針で直接浮いている血管に注入していく治療です。血管が浮いている範囲を一つずつ治療していくので針を血管にスムーズに入れていく必要があります。ちょっと慣れていないと大変かもしれません。
表面に見えている血管はわずかですが、皮膚のすぐ下には逆流している血管が超音波で見ることができます。その場合は超音波を当てながら針を刺して薬を注入していきますので、ちょっと難易度が高くなります。
そこに薬を入れていきます。
時間にして10分程度。
そのまま歩いて帰れるので、生活に支障はほとんどありません。注射の後は1ヶ月弾性ストッキングという着圧の強い長い靴下を履いていただくことになります。最初は大変かもしれませんがすぐに慣れてくることが多いです。
注射の後の経過は1週間後と3ヶ月後となります。1週間後は内出血や硬結、かゆみなどの合併症が出やすい時期なのでそのフォローのためです。3ヶ月後はそれらの合併症が落ち着いて今までの症状が改善されたことを確認する程度なので頻繁に来院していただく必要もありません。
どこに行ったらいいか、わからないからあきらめてしまうのも仕方がないことなのかもしれませんが、治療法があるなら、一度試してみると楽になるかもしれませんよ。
静岡静脈瘤クリニックでは無料で検査もできますので、どうぞ気軽に相談ください。
静岡静脈瘤クリニック
電話 054-275-0770