COLUMN
昨日(4月14日)の静岡新聞に、下肢静脈瘤についての特集記事が掲載されていました。お茶の水血管外科クリニックの広川先生が解説されており、日帰りでの負担の少ない治療が普及していることなどが、とても分かりやすくまとめられた素晴らしい記事でした。
その記事の中で、ふと私の目が止まったデータがあります。
それは、下肢静脈瘤は「40代以降の発症が多い」こと。そして「症状があっても約7割の方が受診していない(我慢している)」ということです。
日々、診察室で患者さんと向き合っていると、この「7割」という数字の裏にある途方もなく長く、そして尊い時間に思いを馳せずにはいられません。
当院に足を運んでくださる患者さんの多くは、70代前後の方々です。
もしその方が、40代の頃から足のボコボコとした血管や、夜中の足のつりに悩まされていたのだとしたら。実に30年近くもの間、ご自身の不調を見て見ぬふりをして、我慢し続けてきたことになります。
40代といえば、人生で最も忙しい時期です。
子育てに奔走し、お弁当を作り、立ち仕事で家計を支え、やがてご両親やパートナーの介護が始まる。
足がだるくても、むくんでいても、「私が休むわけにはいかないから」「命に関わる病気ではないから」と、ズボンの下にそっと隠して、誰かのためにひたすらペダルを漕ぎ続けてきた30年間。
新聞記事は「今は負担の少ない治療があるのだから、我慢せずに気軽に相談を」と正論を教えてくれます。
もちろん、医師としては全くその通りです。ただ、私はそれ以上に、診察室でその足を見せていただくたびに、「本当によくここまで、ご自身のことを後回しにして踏ん張ってこられましたね」と、深い敬意をお伝えしたくなります。
下肢静脈瘤の治療は、ただ滞った血管をきれいにするだけの医療行為ではありません。
それは、長年誰かのために働き続けてきた足への「お疲れ様」という労いであり、すべての役割を終えたご自身へ贈る、初めての「ご褒美」なのだと私は思っています。
新聞を読んで、「そういえば私の足も……」とご自身の足元を見つめ直した方。
もう十分に我慢されましたし、誰かのために頑張る時間はやり切ったはずです。これからの人生は、ご自身の心と体を一番に大切にして、どこへでも自由に歩いていける軽やかな足を取り戻しませんか。
当院の窓口は、いつでも静かに開いています。
どうぞ、その足に刻まれた長年の歴史を、安心してお話しにいらしてください。「写真のようにひどくもないけど、こんな足で行っていいのかな?」と不安に思う必要はありません。気軽にご相談ください。





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