院長コラム

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COLUMN

2025.07.26

トランプ氏の『足の腫れ』から学ぶ、慢性静脈不全と静脈瘤治療の最新事情

アメリカのトランプ大統領が足首の浮腫と静脈不全の診断を受けたと報じられました。これは加齢に伴って血管の働きが低下することによる「慢性静脈不全(CVI)」であり、日本でも多くの方に起こりうる症状です。本記事では、トランプ氏のニュースをきっかけに、静脈瘤やCVIの理解と、予防・改善・治療の方法をクリニック視点で詳しく解説します。写真は米ホワイトハウスでバーレーンのサルマン皇太子と会談した際に座っていたトランプ米大統領の足。足首がむくみ靴からはみ出している様子がうかがえる。=2025年7月16日、AP

1. トランプ氏のケースから知る「慢性静脈不全」

  • トランプ氏は足首の腫れに気づき、徹底的な検査を受けてCVIと診断。

  • 血流障害により下肢に血液が滞ることで生じる症状は、日本でも中高年に共通。

  • 深刻な 血栓や心疾患は否定され、“良性の状態だが慢性化すればQOL低下の原因に”Houston ChronicleCBSニュースAP News

2. 静脈瘤とCVIの関係

  • 静脈瘤は、主に浅い静脈に発生し、CVIにつながることも。

  • 症状:脚のだるさ、むくみ、見た目の血管の浮き出し、皮膚炎、潰瘍など。

  • トランプ氏自身は「痛みなし」とされているが、よろけたり浮腫んだりしているため初期の対処が大切。

3. 治療・予防の基本アプローチ

  • 生活習慣改善:ウォーキング、脚の挙上、塩分控えめ。

  • 圧迫療法:医療用ストッキングによる血流促進。

  • クリニックでの治療

    • 血管内レーザーや高周波などの非侵襲治療(カテーテルアブレーション)

    • 重症時には硬化療法や外科手術も検討

4. 当院の特色と強み

  • 超音波検査で原因を特定

  • 1時間ほどのカテーテル治療による日帰り治療

  • 圧迫ストッキングの選び方・使い方指導

  • 生活習慣指導:歩くことがどうして大事なのか

5. トランプ氏の診断に見る「受診のタイミング」

  • 自覚症状なくとも、脚のむくみやだるさが出たら早めの評価を。

  • 特に高齢者、長時間立ち仕事、肥満、運動不足の方に多く見られます。

  • トランプ氏も「むくみに気づいた段階で即検査 → 適正治療」で状態は安定。


    写真はエアフォースワンに乗り込む際に足が上がらずよろめくトランプ氏

トランプ大統領のケースは、慢性静脈不全や静脈瘤が「高齢者の特有の病気」ではなく、誰にでも起こりうる血管トラブルであることを示しています。どんなにお金持ちだとしてもこの病気の治療方法は平等です。特別な治療はありませんが、専門のクリニックを見つけて受診することがとても重要になります。

静岡静脈瘤クリニックでは早期発見と治療によって足が元気になるようサポートしています。症状が特になくとも見た目が気になったり血栓など不安を感じたら、お気軽にご相談ください。無料でチェックも行っています。

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