院長コラム

院長コラム

COLUMN

2024.11.20

深部静脈血栓症の初期症状と原因について

血栓症 初期症状 足」と検索しているあなたは、ご自身の足の症状が気になり、不安を感じているのではないでしょうか。ここでは、深部静脈血栓症(DVT)の初期症状や原因、適切な対応についてわかりやすく説明します。ご自身や家族の健康を守るために役立ててください。

深部静脈血栓症(DVT)とは?

深部静脈血栓症は、足の深部にある静脈に血栓(血の塊)ができる病気です。この血栓が肺に移動すると、肺塞栓症という命に関わる状態を引き起こす可能性があります。早期発見と治療が重要です。

深部静脈血栓症の初期症状
以下の症状が見られる場合、深部静脈血栓症の可能性があります。

1. 足の腫れと痛み
•片足だけが腫れることが多いです。
•痛みがズキズキしており、むくみとは異なり、押しても凹みません。

2. 歩行の困難
•ふくらはぎの筋肉に血栓ができると、足を引きずるようになります。

3. 皮膚の赤紫色の変色
•指を強く押された後のような赤紫色になることがあります。

4. 息苦しさや胸痛
•血栓が肺に飛ぶと、突然息切れしたり、胸が痛くなる場合があります(肺塞栓症の兆候)。

深部静脈血栓症の原因
この病気は以下のような状況で発症しやすくなります
長時間同じ姿勢でいる(例:飛行機や車での長時間移動、長距離運転など)。
前屈みや正座、あぐら(例:2時間以上同じ姿勢を続ける)。
その他のリスク要因 静脈瘤、肥満、妊娠、出産後、ホルモン療法、がん治療など。

深部静脈血栓症が疑われるときの対応
もし以下のような症状が当てはまる場合、すぐに病院を受診してください
•足の腫れや痛みが数日以上続いている。
•息切れや胸痛がある。
•片足だけが明らかに腫れている。

受診先としては、循環器内科または血管外科が適切です。緊急の場合は救急外来を利用してください。

深部静脈血栓症の診断と治療の流れ
実際の診察では以下の手順で進みます
1.問診
•いつから症状が出たか、どのような状況で悪化したかを聞かれます。

2.身体診察と超音波検査
•足の静脈を超音波で確認し、血栓の有無を調べます。

3.治療
•血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬)や、血栓を溶かす治療が行われます。重症の場合は入院が必要です。

実際の診察例から学ぶ
以下は深部静脈血栓症の患者さんの例です

50代の男性が、左足の腫れと痛みを訴え来院されました。彼は長距離運転手で、長時間座りっぱなしで仮眠を取っていたとのこと。診察の結果、ふくらはぎの深い部分に血栓が確認され、早急に総合病院での精密検査が必要となりました。

このように、症状の放置は危険を伴う可能性があります。気になる症状があれば、早めに専門医を受診してください。

まとめ
深部静脈血栓症は、足の腫れや痛み、皮膚の変色、呼吸困難などが初期症状として現れることがあります。特に片足に症状が集中している場合は注意が必要です。長時間同じ姿勢を避け、適度に足を動かすなどの予防も心がけましょう。

適切な診断と治療で症状を改善し、合併症を防ぐことができます。健康を守るため、迷わず医師の診察を受けてください。

関連記事
ご予約・お問い合わせ
CONTACT

初診以外のご予約・ご相談は、
お電話でのみ承っています。

静岡静脈瘤クリニック

〒420-0858 静岡県静岡市葵区伝馬町8-1
サンローゼビル2階

診療時間
9:00 - 11:30××
13:00 - 16:30×××

おもに手術となり、外来は午前中となります。
月に一度、無料静脈瘤チェックを開催。日時はお知らせをご覧ください。

※完全予約制
※ご来院の際は健康保険証・マイナンバーカード・お薬手帳をご持参下さい。
※駐車場はございません。お近くのパーキングエリアをご利用いただくか、公共交通機関をご利用ください。(提携駐車場はありません)

※患者様へのご案内(保険医療機関における書面掲示)
・明細書について
当院は療担規則に則り明細書については無償で交付いたします。
・一般名での処方について
後発医薬品があるお薬については、患者様へご説明の上、商品名ではなく一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
・医療情報の活用について
当院は質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋のデータ等から取得する情報を活用して診療をおこなっています。

ご予約について
Web予約(初診)

Web予約
(初診)

LINEで相談

LINEで
相談

アンカー