TROUBLE
夜中に突然ふくらはぎが攣ったり、足の指がつりそうになって目が覚めたりすることはありませんか?こうした「腓返り(ふくらはぎの痙攣)」や足の攣りは、実は血管の問題と関係している場合があります。
血管が浮いて見える原因
足の血管が浮いて見える状態は、「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」と呼ばれる病気である可能性があります。下肢静脈瘤は、血液が心臓に戻る際に逆流してしまい、静脈が膨らむことで起こります。この状態では、ふくらはぎや足の疲労感、だるさ、さらには夜間の腓返りや痙攣といった症状が現れることがあります。
なぜ腓返りが起きるのか?
腓返りの原因はさまざまですが、下肢静脈瘤が関係している場合、以下のようなメカニズムが考えられます。
1.血液循環の停滞
静脈が逆流することで血液の流れが滞り、筋肉に十分な酸素や栄養が届かなくなります。これが筋肉の異常な収縮(攣り)を引き起こします。
2.老廃物の蓄積
血液が正常に流れないため、筋肉に老廃物が蓄積し、神経や筋肉に負担をかけることで腓返りを誘発します。
3.圧力の増加
静脈の中の圧力が高まり、周囲の筋肉や神経を刺激して攣りや痙攣を引き起こすことがあります。
どのように対処すれば良いのか?
腓返りや足の攣りが頻繁に起きる場合、単なる疲れや水分不足ではなく、血管の問題が隠れている可能性があります。以下のような対処法を検討してください:
1.専門医による診察を受ける
下肢静脈瘤の疑いがある場合、早めに診察を受けましょう。当クリニックでは、血管エコー検査を用いて正確な診断を行います。
2.日常生活での工夫
•長時間同じ姿勢を避け、適度に足を動かす
•足を心臓より高い位置に上げることで血液の循環を促す
•圧迫ストッキングの使用で静脈のサポートをする
3.根本的な治療
下肢静脈瘤が原因の場合、カテーテル治療や硬化療法といった負担の少ない治療法で改善が可能です。
腓返りや足の攣りを放置していると、日常生活の質が低下するだけでなく、下肢静脈瘤が悪化する可能性があります。「最近、足の血管が浮き出てきた」「腓返りが増えた」と感じたら、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。お待ちしております。
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