院長コラム

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COLUMN

2024.04.24

くるぶしの血管は自分で治せる?

少しずつ暖かくなってくると素足になることが増えてくると思います。サンダルを履いたりお風呂に行ったり、プールやゴルフ、ジョギング、ダンスなど足を出す季節になると気になるのが、くるぶしの内側や外側に出ているミミズのような血管です。

色が悪い、見た目が悪い、でも年だからしょうがない。疑問にすら思わないかもしれません。特に痛いわけではないし、かかりつけに相談しても「もっとひどい人はたくさんいる」と怒られてしまう。するともう診てもらったり治したいという気持ちはどこかに行ってしまうと思います。

こういう血管も静脈瘤の一種で、クモの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤といいます。初期の静脈瘤です。大きな病院では治療することはありませんし、専門のクリニックでも治療は圧迫の強い靴下を履いてと言われるだけで根本的な解決にはなりません。

静岡静脈瘤クリニックでは注射でこれらの血管を一本ずつ治療します。硬化療法といいます。古くからある硬化剤を血管の中に入れて悪い静脈瘤を塞いでいきます。目新しい治療でもなんでもありませんが、人気のない治療でこれをやろうとする医師もほとんどいません。その理由としては針が30ゲージととても細く、注射する血管も1ミリに満たないものも多かったりするため、漏らさないように注射することがとても難しいからです。そして色素沈着などの合併症を恐れます。当院では幸い今のところ細い血管でも毎日注射をしていますので、数はどこよりもたくさん治療を行っているのではないかと思います(もちろん目が見えなくなったらルーペをしながらになるでしょうが)。

見た目だけではなく、足の冷えやだるさ、痒み、痛さ、むくみなどもこの注射をすることで改善することが少なくありません。ついでに見た目が良くなるのであれば注射の痛みにも我慢できるかもしれません。

静岡では珍しい治療のためか、遠方からもわざわざ患者さんがいらっしゃいます。診察と注射と1週間後の診察の3回の受診が必要になりますが何度も注射にくる必要がないためか県外や外国の方もどこで聞きつけたのかいらっしゃいます。ポルトガル語やスペイン語、マレーシア語、中国語、韓国語が飛び交っていると今僕はどこの国にいるんだろう?と思うこともあります。静岡弁で診察できることはとてもほっとします。

自分でこの血管を治すことは残念ながらできません。ネットでいろいろなサプリや塗り薬が売られていますが本当に効果があるのだろうかといつも思っていますが、患者さんがそれを使っていても否定することはありません。使っていて気分が良ければそれはそれで意味があることだと思います。なんでも正しければいいってもんじゃないんだなと思えるようになってきました。

まずは無料の静脈瘤チェックで相談にいらしてみてはいかがでしょう?注射のパンフレットもありますので買い物のついでにいらしていただければ幸いです。お待ちしております。

 

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