COLUMN
下肢静脈瘤を自分で治す方法はあります。これまで、薬やサプリメント、マッサージについてお話ししてきました。色々試したけれど、治らないなあ…と感じている場合は次に進みましょう。
今回は
4.自分で治す=ツボ
についてお話しします。
ツボで下肢静脈瘤を治す際に、どんな症状なら有効なのか?について知っておいて欲しいと思います。
まず、「足のだるさ、むくみ、こむら返り、足がつる」といった自分で感じる症状の改善が主になります。簡単に申し上げると、見た目を治すことは難しいということです。血管がボコボコしてしまっている場合はそれ自体をツボ押しで治すことは厳しいです。
最初に治療の限界を知っていただいたところから、ツボのお話しです。
さて、下肢静脈瘤を東洋医学では下肢の瘀血(おけつ 血流停滞のこと)、血虚(けっきょ 血流不足のこと)とみなしています。
そのため、特に膝、足の裏の血流改善が重要です。
1. 下肢静脈瘤でむくみやすい、ふくらはぎの血流改善を狙います。
①「委中」
②「委陽」
③「陰谷」
膝を曲げて正中に指を横に動かしながら硬いところを探ります。膝の後ろ側は多くの神経や血管が走っています。小伏在静脈の循環を改善します。
2. 下肢静脈瘤による「むくみ」を改善するツボは足の裏にもあります。
①「湧泉」
「泉」は地底より湧き出す水をさし、「湧」は水が下から噴き出すことを表す言葉です。
すなわち、人間が生きるためのエネルギーが泉のように湧き出るツボであることからこのような名前が付けられました。
足底静脈のアーチ部の血液循環を促進します。大事な反射区とされています。
まずはこの2つをお風呂に入っているときにでも指でゆっくりと3秒ほど押さえて離すことを3回繰り返してみてください。痛気持ちいいくらいの強さで構いません。あまりに強すぎるのは血栓や内出血の原因となりますのでご注意ください。
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