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「むくみ」と静脈瘤の関係について

先日、静岡静脈瘤クリニックに来院された患者さんです。

この写真を見て気がつくことはありませんか?

右と左のふくらはぎの太さが違いますね。膝もなんだか左の方が腫れているような感じがします。
足首も腫れているようなむくんでいるような感じがあり、左足の方がちょっと太くなっているように見えますね。

ついでにふくらはぎに血管が浮いてきているような感じがあります。

「片足だけむくんでるなんて、何かの病気かしら?」と心配になって来院されました。よくよく話を聞いてみると、

「左のふくらはぎのむくみが、夕方になると気になる。」ネットで調べてみると、足のむくみの原因について様々な病気の名前がたくさん載っている。稀な病気も載っているみたいだけど、自分の足がもしその病気だったらどうしよう?と心配になってきた様子。

「リンパ浮腫とかだったらどうしよう…」といてもたってもいられなくなり、受診しようと思われたようです。

超音波検査をして初めて下肢静脈瘤によるむくみだということがわかります。見た目だけではわかりません。診察後は不安が解消されたようでほっとされた表情をされていましたが、このような患者さんは少なくないのです。

最初の電話の問い合わせの時に

「何科に行っていいのか、わからない」ため、そのままにしていたとお話される方がよくおられます。

リンパ浮腫の診断は超音波(エコー検査)や、触診、病気の既往などから推測することができます。でも、みたことのない先生には「何?このむくみ。利尿剤で様子を見てみよう」となってしまいます。

数ヶ月利尿剤を処方され続け、何も変化がないため、当院に来院される方も多く、診断が間違っていることを丁寧に分かってもらえるように説明するのに時間がかかります。

それだけ前の先生の診断を覆すということは大変なのです。でも、自分の診察もまたどこかで同じように他の先生に迷惑をかけているかもしれませんので、人のことは言えないな…と思いながら診察をしています。

ふくらはぎのむくみを診察するためには、足を触る必要があります。

むくみの種類によって柔らかさが違うんです。硬いむくみや、柔らかいむくみがあります。

皮膚の暑さも違うし、温度も違う。

押したときのひふのへこみ具合によっても、どこがむくんでいるのかわかりますし、

人間の手ってすごいなあ…と感謝しながら診察をしています。

足を触らないことはありません。

今でも難しいなと思う、足のむくみ。

昔ながらの触診と超音波検査が中心ですが、色々試してこの診察スタイルに落ち着きました。静脈瘤とむくみというと不思議な感じがするかもしれません。しかしふくらはぎのむくみの原因が静脈瘤にあるとしたら、治療することが可能です。

ふくらはぎのむくみでお困りの方は気軽にご相談ください。

ちょっとみてもらえればいいなという方のために、無料の血管チェックもしています。長いこと思い悩んでいないで、早くすっきりとした気分になってもらえればうれしいです。

静岡静脈瘤クリニック
電話 054-275-0770

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