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医師紹介

静岡静脈瘤クリニック 院長 佐野 成一

私の祖父母は下肢静脈瘤やリンパ浮腫で苦しみました。静岡静脈瘤クリニックでは身内の気持ちになって診察・治療を行います。

富士市で生まれた私は幼少の頃より、みかん畑を遊び場にしながら祖父母の手伝いをして育ちました。祖父母の痛々しい足を幼い頃から見ていましたが、そのときは「静脈瘤」や「リンパ浮腫」という言葉を知らなかったため、しょうがないと思っていました。

病院に行っても治療法はないと言われ、当時の私には何もしてあげることができませんでした。医師になり、治療の技術を身につけたときには残念ながら祖父母は他界してしまっていたため、治療してあげることができませんでした。

東京で形成外科専門医の資格を活かし、表参道むくみクリニックで診察をして参りました。最先端の血管内レーザー・高周波焼灼術による下肢静脈瘤治療だけではなく、日本では唯一の日帰りリンパ浮腫減量術によって多くの患者さんを治療することができました。

私が培ってきた静脈瘤やリンパ浮腫に関する知識と臨床経験で地元の患者さんのために貢献していこうと決めました。

どんな症状でも大事に診察し治療します。

クモの巣状・網目状静脈瘤など軽症の下肢静脈瘤の患者さんの多くは「この血管は放っておいても良いものです。見た目の問題ですね。治療法はありませんのでストッキングを履いておいて下さい」と見放されてしまいます。一方では不安を煽り「すぐ手術しましょう、足が腐ってしまいます」などと手術を勧めたりすることもあります。患者さんの不安を取り除き、正しい診断を行うことで納得して治療を受けていただきたいと思います。
そのためには診察が重要です。問診を丁寧に行い、カラードプラーを用いた超音波検査で下肢静脈瘤の詳しい診断をし、最も適切な治療方針を選択していきます。

保険診療が基本の治療です

2014年から血管内高周波(カテーテル)治療が保険診療で認められたため、保険適用で治療を受けることができます。弾性ストッキングや弾性包帯は各種メーカーを取り揃え総合的な治療が可能です。

最後に

下肢静脈瘤やリンパ浮腫では何科にかかったら良いのかわからないと困っている患者さんが多く、放置され諦めてしまっているのが現状です。当院は「静脈瘤」という名前をクリニック名に冠することで、「分かりやすい医療」を目指して日々研鑽していきます。

佐野成一院長先生 下肢静脈瘤・リンパ浮腫 静岡静脈瘤クリニック院長 医師 上半身写真 令和
略歴
1977年 静岡県の富士川町(現 富士市)に生まれる
1983年 さくら台幼稚園卒園
1989年 富士川第一小学校卒業
1995年 静岡聖光学院高等学校卒業
2003年 聖マリアンナ医科大学医学部卒業
2005年 東京慈恵会医科大学病院形成外科入局
2009年 岡山大学病院形成外科 リンパ浮腫治療班
    リムズ徳島クリニック リンパ浮腫外来研修
2011年 両国あしのクリニック リンパ浮腫専門外来開設
    新宿外科クリニック 静脈瘤治療担当
2013年 東京医科歯科大学血管外科 リンパ浮腫専門外来開設
2014年 表参道むくみクリニック院長
2016年 静岡静脈瘤クリニック開院
東京医科歯科大学 血管外科 非常勤講師
血管内レーザー焼灼術実施医・指導医
リンパ浮腫療法士
日本医療リンパドレナージ協会認定セラピスト
資格
日本形成外科専門医
論文
  • 肩に生じた有茎性 cutaneous myxoma の1例 日形会誌 27(6), 452-455, 2007-06-20
  • 尿膜管遺残症の検討 日形会誌 28(4), 225-230, 2008-04-20
  • 前外側大腿皮弁, 浅下腹壁動静脈皮弁で再建したフルニエ壊疽の1例 日形会誌 29(11), 676-680, 2009-11-20
  • 上腰ヘルニアの1例 日形会誌 30(4), 186-191, 2010-04-20
学会発表
  • 体内式超音波を用いた減量術を施行し下肢リンパ浮腫を治療し得た1例  第57回日本形成外科学会総会・学術集会
  • FTMTSに対する乳房切除法の選択 GID(性同一性障害)学会 第12回研究大会
  • 両国あしのクリニック・治療院におけるリンパ浮腫治療の取り組み 第9回 日本医療リンパドレナージ協会 学術大会
  • クリニックにおけるリンパ浮腫診療の実際 第37回日本リンパ学会