下肢静脈瘤を自分で治すには? その4 ツボについて

下肢静脈瘤を自分で治す方法はあります。これまで、薬やサプリメント、マッサージについてお話ししてきました。色々試したけれど、治らないなあ…と感じている場合は次に進みましょう。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

4.自分で治す=ツボ

についてお話しします。

ツボで下肢静脈瘤を治す際に、どんな症状なら有効なのか?について知っておいて欲しいと思います。

まず、「足のだるさ、むくみ、こむら返り、足がつる」といった自分で感じる症状の改善が主になります。簡単に申し上げると、見た目を治すことは難しいということです。血管がボコボコしてしまっている場合はそれ自体をツボ押しで治すことは厳しいです。

最初に治療の限界を知っていただいたところから、ツボのお話しです。

さて、下肢静脈瘤を東洋医学では下肢の瘀血(おけつ 血流停滞のこと)、血虚(けっきょ 血流不足のこと)とみなしています。

そのため、特に膝、足の裏の血流改善が重要です。

 

1. 下肢静脈瘤でむくみやすい、ふくらはぎの血流改善を狙います。

①「委中

②「委陽

③「陰谷

膝を曲げて正中に指を横に動かしながら硬いところを探ります。膝の後ろ側は多くの神経や血管が走っています。小伏在静脈の循環を改善します。

 

2. 下肢静脈瘤による「むくみ」を改善するツボは足の裏にもあります

①「湧泉」

「泉」は地底より湧き出す水をさし、「湧」は水が下から噴き出すことを表す言葉です。
すなわち、人間が生きるためのエネルギーが泉のように湧き出るツボであることからこのような名前が付けられました。

足底静脈のアーチ部の血液循環を促進します。大事な反射区とされています。

まずはこの2つをお風呂に入っているときにでも指でゆっくりと3秒ほど押さえて離すことを3回繰り返してみてください。痛気持ちいいくらいの強さで構いません。あまりに強すぎるのは血栓や内出血の原因となりますのでご注意ください。

下肢静脈瘤を自分で治すには? その3 マッサージについて

下肢静脈瘤を自分で治す方法はあります。これまで、薬やサプリメントについてお話ししてきました。色々試したけれど、治らないなあ…と感じている場合は次に進みましょう。

  1. 自分で治す=薬
  2. 自分で治す=サプリメント
  3. 自分で治す=マッサージ
  4. 自分で治す=ツボ
  5. 自分で治す=マッサージ機
  6. 自分で治す=運動
  7. 自分で治す=靴下
  8. 自分で治す=ストッキング

今回は

3.自分で治す=マッサージ

についてお話しします。

静脈瘤をマッサージで治すために大事なことは4つあります。

  1. 状況 マッサージで治る静脈瘤なのかを知る
  2. 姿勢 マッサージをするときの姿勢を知る
  3. 方法 マッサージの方法を知る
  4. 期間 マッサージの限界を知る

では一つずつ説明していきます。

 

1.状況 マッサージで治る静脈瘤なのかを知る

今の自分の静脈瘤がマッサージで治るかどうか、どうしたらわかるでしょうか?

見た目?

症状?

クリニックではエコー(超音波検査)で静脈瘤の有無と、その程度(血管の太さや、逆流、弁の状態)をチェックしています。
表面からだけでは静脈瘤がどんな状況であるのかはわかりません。

でも、クリニックに行くのはちょっと怖い…と思っておられる方に一ついい方法があります。

マッサージをした後に見た目や症状がすぐに元通りにならないかどうか?

です。

元通りにならない状況が、半日近く続く場合は静脈の血管機能がまだ頑張れている(弁不全まではいかない、毛細血管が機能している)状況なので、マッサージを試してみるのは有効な手段です。

すぐに戻ってしまうということは、それだけ血液の逆流が強く、静脈瘤の程度が進んでいることを意味します。

すぐに戻ってしまう場合の次の手は、弾性ストッキング(着圧の強いハイソックス)を日中、履いてもらうことです。ストッキングの話は長くなってしまうので、また後日お話しします。

 

2.姿勢 マッサージをするときの姿勢を知る

マッサージをするときにはどんな姿勢で行っていますか?

座ってマッサージしていませんか?

座ってマッサージをしている場合、車で例えるとアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状況です。

必ず、足を伸ばした姿勢でマッサージを行って下さい。

なぜかというと、座った姿勢というのは、足をおろしていますよね?

足をおろしているということは、「血液のかえりが悪い」のです。

足の血液は心臓に向かって流れ、戻ってきます。

そのため、下から汲み上げるようなポンプの動きが必要になります(ふくらはぎの筋肉が第二の心臓と言われるのはこのためです)。

だとしたら、最初からポンプがいらない姿勢にしてしまえば、血液は楽に足から心臓へと戻れますよね?

ベッドの上や、ソファーで足を前に投げ出したり、椅子に座っている場合は前にもう一つ椅子をおいてみたり。

足が伸びている姿勢を作って下さい。

 

3.方法 マッサージの方法を知る

これでようやくマッサージができる状況が揃いました。
早速マッサージをやっていきましょう。

普段どのようにマッサージをしていますか?人にやってもらっているので、寝てしまって見ていない?
せっかくなので、マッサージをしてもらっている人は、どのようにマッサージをしているのか見てみて下さい。

上から下に?

下から上に?

あれ?みんな言うことがバラバラ?

どうしたらいいんでしょう?

そもそも、マッサージは足のどの部分に作用させているのでしょうか?

筋肉?脂肪?皮膚?リンパ?静脈?骨?血管?

どの部分をよくしたいのかによって、マッサージの方法は変わります。

今回は血管(静脈瘤)に効果のある方法をお伝えします。

下から上にマッサージして下さい。

正面から行う場合は、足の先から、ふくらはぎ、太もも、股の付け根へと向かって。

ふくらはぎの裏を行う場合は、カカトから膝の裏に向かって。

 

では、強さはどのくらいにしたらいいのでしょうか?

太ももに力を入れずに手を置いてみてください。
そのくらいの雄強さで十分です。

静脈は動脈と異なり、押すと簡単に潰れてしまいます。

エコーでも押し過ぎてしまうと簡単に静脈が見えなくなってしまいます。

とても静脈という血管はデリケートです。

手のひらと手の指が、一枚のスポンジになったかのようなイメージで優しく撫でていきましょう。

 

4.期間 マッサージの限界を知る

マッサージが終わり、しばらく続けてみたけど、あまり良くならない。

いつまでやったらいいのか?

ほんとに、これ意味あるのか?

そろそろ病院に行った方がいいんじゃないのか?

と思うようになるのが平均で2週間です。長くても1ヶ月。

新しい習慣を根付かせようにも、効果が実感できないとなかなか続けることは難しくなります。

そのため、まずは2週間

寝る前に試してみてください。入浴直後だと、血液を下に送る力も強いので、お勧めしません。

心拍数が落ち着き、血圧も安定している状況が寝室です。

その晩は「こむら返り」「足がつる」ことがなく、安心して朝を迎えることができるかもしれません。

毎朝、痛みで叩き起こされずに、何事もなくスッキリ目覚められることができますよう。