「足がつる」足をみると

夜中に足がつることが多い場合に、皮ふに何かサインが出ていることがよくあります。

蚊に食われたあとが、なかなかなおらず、茶色いままだったりすることがよくあります。そういうところっていつまでも治り切らないで、しょっちゅう同じところが痒くなります。

ふくらはぎの血管が青く筋のようになって浮いている場合、その周辺に湿疹があっていつもかゆくなる。塗り薬をもらっているけど、すぐにまた出てくる。それをずっと繰り返している。ステロイドの薬をずっと使っていてもいいのか心配になりますよね。

どうやら足がつることがきっかけで、足をみることが多くなることが多いようです。

しかし、湿疹のための薬は出してもらえますが、どうしてその湿疹ができたのか?という原因を調べてくれたり、根本的に治療してくれたりすることは残念ながらありません。

それは下肢静脈瘤が原因なので、専門外となり、みてもらう科が違うからです。

よく言われるのが、

「何科に行っていいのかわからないので、放っておいた」
「どこにかかっていいのか分からない」
「年だからしょうがない」
「命に別状ないから、放っておけばいい」
「痒み止めだけ出しておきますね」

それはそうですよね、下肢静脈瘤と湿疹や足がつるのが結びつきませんから。ましてや膝の近くまでズボンやスカートを診察室であげて先生に見せることはなかなか難しいのかもしれません。

「汚い足だから先生に見せられません」
「こんな足見せたら恥ずかしい」

と言った恥じらいが、治療を遠ざけてしまっています。

静岡静脈瘤クリニックに来られる患者さんは、全員いわゆる「綺麗な足」ではありませんので、どうぞ恥じらうことなく足を見せてもらえればと思い、緊張している患者さんには笑いながら「綺麗な足の人は来ませんから、大丈夫ですよ。皆、足の血管が浮いていたりむくんでいたり、茶色かったりして悩みを抱えている方ばかりですから」とお話ししています。

話が少し脱線しましたが、足がつることと、下肢静脈瘤を結び付けて考えることができれば治療は弾性ストッキングや漢方薬、注射やカテーテルで日帰り、保険で行うことができるのでとても簡単です。

あとは「ちょっと電話して行ってみようかな」という勇気だけです。でもこの勇気が一番大変なのですが…。

どうしても行ったことのないクリニックや病院、お店に初めて連絡するときはドキドキしますよね。僕もそうです。こんな足で行っても怒られないかな?まだそんなにひどくないし、写真のような足じゃないし…なんて思ってしまいます。

でも、それはクリニックに来られる皆さんが同じです。

静岡静脈瘤クリニックでは、通常の保険診療と無料血管チェックをしています。
これは、「しっかり」みて欲しいという場合と「ちょっと」みて欲しいの違いです。

その方によって悩みの程度は異なります。
みなさんが、しっかりみて欲しいと思っているわけではありません。
「なんだかよく分からないけど、無料でちょっとみてもらおう」
という気持ちってとても大事だと僕は思っています。

「こんなので、クリニック行ってもいいのかな?先生に怒られないかな?…」
なんて思わないでください。

僕は患者さんの言った事に対して、感情的に怒ったりすることはありません。まず、話を聞きます。そして、悩みを解決していく方向に行けるように一緒にやっていきます。

これは僕だけではなく、クリニックの鏡とも言える受付や事務さんにも同じようにしてもらいたいと思っているので、スタッフはとても明るく穏やかな、いつもニコニコしているとても大人な面々です(僕が一番幼いかもしれません。いつも助けられてばっかりです)。

「先生はいいんだけど、受付のあの人の対応が悪いから、もう行かない。」
「先生の態度が偉そうで横柄だから、他のスタッフが感じがいいだけに残念。」

「初めてだからよく分からないので不安だから電話したのに、適当に相手にされて頭にきた」

なんてことがないように、電話の応対はもちろんですが、外来でのお話をとても大事にしています。

ずっと悩んでいる方もとても多い病気ですので、その経緯に耳を傾けることも大事だと思っています。どんなに辛くて、痛くて、どれだけ我慢してきたか。どこにも行けなくて、誰にも相談できなかった…そんな行き場のない怒りのような感情が出てくる場でもあるからです。

御自身の足も、今まで文字通りあなたを支えてきてくれました。
その足を大事にしてあげてもらえるといいなと思います。
静岡静脈瘤クリニックでの診察や無料血管チェックがそのきっかけになるとしたらこんなに嬉しいことはありません。

大事なことなので、もう一度言わせてください。

静岡静脈瘤クリニックは

「たいしたことがないから行くのはちょっと…」
「きたない足をみせたくない」

とおっしゃるためのクリニックです。

どうぞお気軽にいらしてくださいね。

毎日、足の診察をしているので、キレイ、きたないなどと思って足を触っていません。

この足はどういう状態なんだろう?どうしたらよくなるんだろう?

そう思って診察をしています。

 

 

静岡静脈瘤クリニック

お電話はこちら 054-275-0770

 

「むくみ」と静脈瘤の関係について

先日、静岡静脈瘤クリニックに来院された患者さんです。

この写真を見て気がつくことはありませんか?

右と左のふくらはぎの太さが違いますね。膝もなんだか左の方が腫れているような感じがします。
足首も腫れているようなむくんでいるような感じがあり、左足の方がちょっと太くなっているように見えますね。

ついでにふくらはぎに血管が浮いてきているような感じがあります。

「片足だけむくんでるなんて、何かの病気かしら?」と心配になって来院されました。よくよく話を聞いてみると、

「左のふくらはぎのむくみが、夕方になると気になる。」ネットで調べてみると、足のむくみの原因について様々な病気の名前がたくさん載っている。稀な病気も載っているみたいだけど、自分の足がもしその病気だったらどうしよう?と心配になってきた様子。

「リンパ浮腫とかだったらどうしよう…」といてもたってもいられなくなり、受診しようと思われたようです。

超音波検査をして初めて下肢静脈瘤によるむくみだということがわかります。見た目だけではわかりません。診察後は不安が解消されたようでほっとされた表情をされていましたが、このような患者さんは少なくないのです。

最初の電話の問い合わせの時に

「何科に行っていいのか、わからない」ため、そのままにしていたとお話される方がよくおられます。

リンパ浮腫の診断は超音波(エコー検査)や、触診、病気の既往などから推測することができます。でも、みたことのない先生には「何?このむくみ。利尿剤で様子を見てみよう」となってしまいます。

数ヶ月利尿剤を処方され続け、何も変化がないため、当院に来院される方も多く、診断が間違っていることを丁寧に分かってもらえるように説明するのに時間がかかります。

それだけ前の先生の診断を覆すということは大変なのです。でも、自分の診察もまたどこかで同じように他の先生に迷惑をかけているかもしれませんので、人のことは言えないな…と思いながら診察をしています。

ふくらはぎのむくみを診察するためには、足を触る必要があります。

むくみの種類によって柔らかさが違うんです。硬いむくみや、柔らかいむくみがあります。

皮膚の暑さも違うし、温度も違う。

押したときのひふのへこみ具合によっても、どこがむくんでいるのかわかりますし、

人間の手ってすごいなあ…と感謝しながら診察をしています。

足を触らないことはありません。

今でも難しいなと思う、足のむくみ。

昔ながらの触診と超音波検査が中心ですが、色々試してこの診察スタイルに落ち着きました。静脈瘤とむくみというと不思議な感じがするかもしれません。しかしふくらはぎのむくみの原因が静脈瘤にあるとしたら、治療することが可能です。

ふくらはぎのむくみでお困りの方は気軽にご相談ください。

ちょっとみてもらえればいいなという方のために、無料の血管チェックもしています。長いこと思い悩んでいないで、早くすっきりとした気分になってもらえればうれしいです。

静岡静脈瘤クリニック
電話 054-275-0770