血栓性静脈炎
足が赤く腫れてなかなか治らないとき、どうしますか?
整形外科に行ってレントゲンをとったが、問題ないと言われた。
皮膚科に行ったら蜂窩織炎と言われて、抗生剤を出された。
ぶつけたわけでもないのに、スネが赤く腫れてなかなか治らない。
内科に行ったら血栓かもしれないから、血管外科のあるところに行くように言われた。
ネットで調べて、下肢静脈瘤が原因なんじゃないかと思って、静岡静脈瘤クリニックにたどり着いたかたがおられました。
これは血栓性静脈炎といって、下肢静脈瘤が原因でおこる血のかたまり(血栓)が炎症をおこしている状態です。
原因となる下肢静脈瘤を治せば、繰り返したり、痛くなったりすることが少なくなります。
血栓性静脈炎の症状としては、ふくらはぎにコリコリと硬いしこりのようなかたまりを触れます。特にぶつけたりした記憶がなくてもこういったかたまりができることがよくあります。そして、徐々に徐々にそのかたまりがおおきくなって、赤く腫れてきたりします。そうすると痛みも強くジンジンとしてくることが多くなります。湿布などを貼ってしばらく様子をみているかたも多いのですが、しこりがどんどんと上のほうまで進んでいくと、太ももの内側にも硬いしこりが増えていきます。
ほとんどはふくらはぎの内側(特に膝下、内くるぶしの上あたり)に多くみられます。もともと少し血管が浮いていたり、ボコボコしたミミズのような静脈があったところに起きやすいのですが、ふだんは触ってもぷにぷにとして柔らかい血管を触れるだけなので、気にならないことがほとんどです。
柔らかかった血管のところが、硬く、赤く、痛くなってきてはじめてこれは何だろう?このままじゃまずいかなと思うようですが、血栓性静脈炎は超音波によるエコーで調べないとなかなかわかりません。深いところの静脈にも血栓ができていたりすると、エコノミークラス症候群のような状態にもなりかねないので、早めに診察に来ていただけると安心してもらえると思います。
ふくらはぎの痛みは筋肉なのか、血管なのか、皮膚なのか。だいたいこの三つが原因であることが多いのですが、緊急性の高いものから順にすると血管、筋肉、皮膚の順番になります。具体的には血管が詰まることで起こる血栓症、筋肉内の圧が急上昇するコンパートメント症候群、皮膚が感染を起こすことによって起こる蜂窩織炎。こういった病気が日常の診察では比較的よくみられるものです。
もしかしたら…と思ったらどうぞお気軽にご相談ください。
静岡静脈瘤クリニックでは無料で静脈瘤チェックも行っております。少し気になるけれど、それほど症状がひどくない、血管もそんなに浮いているわけじゃないから診察してもらうほどじゃない。そんなかたのための無料静脈瘤チェックです。
またしっかりと血管が浮いていて、むくみや重だるさが強く、こむら返りなどがある場合で早く治したいという場合は通常の保険診察をご利用ください。診察当日に治療をすることはできませんが、少しでも早く治療が可能になります。
お待ちしております。
静岡静脈瘤クリニック
電話 054-275-0770
足が冷えてツライ。
そのときに足の血管もみてください。
左右差があったりしませんか?
冷えをおこしている足は、本当に足が冷たいのか、それとも
冷たく感じてるだけで、温かいままなのか。
その違いはとても大きく、どのように治療をしてばいいかの指標になります。
足が原因なのか、血管なのか、神経なのか、それとも・・・
冷えはとても難しい分野です。
簡単に、「温めてください」
だけでは全く治療とは言えません。
写真のかたは、静脈瘤による「冷え」でした。
カテーテル治療で30分。
冷えは1ヶ月後の診察の時にはすでによくなっていました。
カイロや靴下を色々工夫する必要がなくなり、
夜も快適に過ごすことができているとのことでした。
静岡静脈瘤クリニック
電話 054-275-0770
治療の合併症
- よくおこること:内出血、腫れ、少しの痛み
- ときどきおこること:水ぶくれ、血栓による静脈炎
- ほとんどおきないこと:皮膚の感覚の低下、しびれ
- ごく稀におこること:深部静脈血栓症(血の塊が肺に飛んで苦しくなることが4000人に1人)
治療の費用(片足の場合)
診察内容 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
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カテーテル治療 | 約30,000円 | 約32,000円 | 約60,000円 |
硬化療法 | 約15,000円 | 約17,000円 | 約19,000円 |
寝ているときにこむら返り(足がつる)が起きると、痛くて目が覚めてツライ!朝方によく起こるので叩き起こされる感じがして、寝るのが怖くなってしまうとおっしゃる方も少なくありません。
最近、痛みを訴えて来院されるかたが多くなっています。
こむら返りの原因にはいくつかありますが、静脈瘤が原因のことがよくあります。しかし、こむら返りについてコメントを述べている医師は静脈瘤を専門にしているわけではなく、内科が専門だったりするので静脈瘤を取り上げることはほとんどないのです。
そのため、インターネットでは同じような記事がたくさん掲載されています。誰が書いたかわからないようなまとめのサイトも多いので、その信憑性も玉石混合です。
こむら返りを起こしやすい方の足を診てみると、血管がボコボコしているわけでもなかったりするので、まさか自分が静脈瘤だとは思わないことが多いのです。糸ミミズのような細かい血管が浮いていることはよくありますが、これが静脈瘤でこむら返りの原因として考えられるのです。
これは静脈瘤の中でも軽症なので手術ではなく、注射による治療でなおすことができます。ついでに見た目も良くなりますので、嬉しいですよね。スカート履けないとおっしゃる方も喜んでくれています。
でも、病院に行くほどでもない…というときに試してもらいたいのが、
「お水」を2時間おきにコップ一杯ずつ日中飲む
です。
「水分はたくさんとってる」と言われることが多いのですが、
よく聞いてみるとそれが緑茶やコーヒーだったりカフェインが多く含まれるものを飲んでいるようです。
カフェインの量が増えるとトイレに行く回数も多くなり、結果としては水分の量が足りなくなってしまいます。
カフェインの作用は4~7時間ほど続きますので、夜のコーヒーや緑茶は夜中の脱水に繋がり、朝方に足がつったり、こむら返りの原因となります。
おやつの時間まではコーヒーや緑茶を飲むのは構いませんが、夕食ではほうじ茶や烏龍茶、白湯を飲んでみてください。白湯は冷たくても、常温でも構いません。
僕の場合ですが、白湯を入れた水筒を持ち歩いています。診察の合間に少しずつ口に含むようにしています。コーヒーも好きなので昼食の時に豆を挽いてドリップして淹れています(インスタントや粉の状態で買うことはありません。スタッフ全員の分の豆を挽くと手が痛くなってしまいますが、喜んでくれるので好きでやっています)。
お水を飲む回数をまずは増やしてみてください。漢方薬など飲むのはまだ早いです。すぐに薬に頼ることのないようにしたいと思っています。
こむら返りの積極的な治療の順番としては、以下のようになります。
血流の改善と脱水の改善が重要になります。
- カフェインの制限
- 弾性ストッキング(着圧ソックス)
- 漢方薬(芍薬甘草湯)
- 硬化療法(糸ミミズのような細い血管に注射をして治療します)
- カテーテル治療
色々とご自身で試していただいて、それでもちょっと難しいようでしたら静岡静脈瘤クリニックでは無料で静脈瘤チェックができます。下のボタンを押すとご予約が可能です。どうぞお気軽にご相談ください。お待ちしています。
静岡静脈瘤クリニック
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