院長コラム

院長コラム

COLUMN

2021.11.21

足が「かゆい」のを自分でなおす方法は?

足が「かゆい」季節がやってきました。保湿剤などクリームを塗っているのにカサカサと粉を拭いたようになってしまうのは何故でしょうか?

きちんと薬も塗っているのに、皮膚科にも通っているのに。

痒いところが段々と茶色くなってきて、毎年同じところが繰り返し痒くなる。徐々にその範囲が広がってきている。

不思議に思われると思います。何故治らないのか?そして、いろいろな薬を試したり、病院を変えてみたり。

キリがありません。

足の皮膚、特にふくらはぎがかゆくなってしまうのは主に2つ原因があります。

  1. 油の不足
  2. 血流の低下

 

1.油の不足
皮膚の表面は油でおおわれています。しかし、この脂が減ってしまうと皮膚の細胞から刺激され、かゆみが出てきてしまいます。

油が減ってしまう原因は何でしょうか?

それは「石鹸」です。

ふくらはぎやスネは石鹸をつけたスポンジで洗いやすく、洗うときもゴシゴシするとその瞬間はかゆみが軽減されるので、皮膚表面の油が極端に減ってしまうのです。

石鹸をつけて洗わないとキレイになった感じがしないし、気持ち悪いとおっしゃる方がとても多いのですが、かゆみを鎮め、粉を拭くこともなくなります。

具体的には「お湯をかけながら、手でなでるようにするだけ」です。これで必要以上の油がなくなってしまうことを避けられます。皮膚も薄くなりません。

ついつい洗いすぎてしまっている方がどんなに多いことか。2週間やってもらえるだけで、その違いがわかるようになってきますよ。試してみてください。

 

2.血流の低下
足首に近いスネの部分は解剖学的にただでさえ元々血流の悪い場所なのです。なので、小さい傷や皮膚のトラブルが生じた場合になおる速度が一番遅い場所でもあるのです。ここに下肢静脈瘤があったりすると、血流はさらに低下することになります。血管がふくらはぎに浮いている場合は見つけるのが簡単ですが、浮腫んでいて血管が浮いているように見えない場合も多いので、自分では何が原因かわからないことが多いのです。

ではどうしたら自分で血流を増やすことができるのか?
一番簡単なのは、ストッキングを履いてもらうことです。ストッキングといっても着圧の強い「弾性ストッキング」とよばれるもので、ドラッグストアや薬局、スポーツ用品店で売られています。これらは種類や圧力が様々ですが、医療品でないのでものすごく強い圧力のあるものは販売できません。圧力の強いものは薬の処方と同じで、診察のあとでないと処方することができないのです。

まずハードルの低い着圧ソックスを購入してもらい、日中履きながらできるだけ歩いたり立ったりして動くような生活をしてもらえれば血流が上がっていきます。徐々にかゆみがおさまり、皮膚の色がよくなってくることでしょう。

 

これら、2つのことを実践してもらうだけで、足のかゆみから解放される可能性が高まります。
もちろん、原因が下肢静脈瘤にある場合は根本的な治療をするだけでも、かゆみがほとんどなくなり、かき壊すことはなくなります。

かゆみの原因が下肢静脈瘤だとしても、超音波の診察で簡単に分かります。
静岡静脈瘤クリニックでは、「無料 静脈瘤チェック」という無料で下肢静脈瘤があるかどうかを確認することができます。費用は一切かかりませんので、ちょっと気になるけど病院に行くほどではないと思われている方にはいい機会ではないかと思います。

土曜日も不定期ではありますが行っております。
ご予約は下のバナーをタップしてください。
お待ちしております。

関連記事
ご予約・お問い合わせ
CONTACT

初診以外のご予約・ご相談は、
お電話でのみ承っています。

静岡静脈瘤クリニック

〒420-0858 静岡県静岡市葵区伝馬町8-1
サンローゼビル2階

診療時間
9:00 - 11:30××
13:00 - 16:30×××

おもに手術となり、外来は午前中となります。
月に一度、無料静脈瘤チェックを開催。日時はお知らせをご覧ください。

※完全予約制
※ご来院の際は健康保険証・マイナンバーカード・お薬手帳をご持参下さい。
※駐車場はございません。お近くのパーキングエリアをご利用いただくか、公共交通機関をご利用ください。(提携駐車場はありません)

※患者様へのご案内(保険医療機関における書面掲示)
・明細書について
当院は療担規則に則り明細書については無償で交付いたします。
・一般名での処方について
後発医薬品があるお薬については、患者様へご説明の上、商品名ではなく一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。
・医療情報の活用について
当院は質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋のデータ等から取得する情報を活用して診療をおこなっています。

ご予約について
Web予約(初診)

Web予約
(初診)

LINEで相談

LINEで
相談

アンカー